九井諒子さんの「ダンジョン飯」の1巻を読んだのでその感想。昔ファミコンやスーパーファミコンでRPGをやった人も今オンラインRPGをやっている人もニヤニヤするネタが満載。スライムが食べれるって知ってた?

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ダンジョン飯 1巻 九井 諒子 のあらすじと感想

ダンジョン飯 1巻のあらすじ

ダンジョンを探索する剣士のライオス、妹のファリン、魔法使いのエルフ娘マルシル、罠発見や鍵開けの専門家チルチャック達だったが最深部でドラゴンに襲われる。

ファリンの魔法で間一髪地上へ転送されるライオス達だったがファリンはドラゴンに食われてしまっていた。荷物をダンジョン内に置いてきてしまい無一文で食料を買うお金さえないが、早く助けないとファリンはドラゴンの中で消化されてしまう。新たに資金を用意している時間はない。

魔物とはいえ生き物がいるということはダンジョン内には生態系がある。そのことに着目したライオスは食料を現地調達しながらダンジョンに潜ることを提案。10年以上迷宮内で魔物食を研究しているというセンシをパーティーに加えてライオス達のダンジョン飯生活が始まる。

ダンジョン飯 1巻の感想

ダンジョン飯の面白さは解釈の楽しさ?

ダンジョン飯は読んでいて面白いんだけど、自分は何を面白いと感じているんだろうと考えた。

作中にはRPGでおなじみのモンスターやアイテムが登場する。魔物の生態系や体の構造など考えたこともなかったが、スライムなど実際にいたらこんな感じの構造なんだろうなという無駄なリアリティと説得感があって楽しい。モンスターなどの基本的な設定は崩さず、こう考えたら食べ物として扱えるのではないかという作者の解釈が面白いのだと思う。

スライムの天日干しって元ネタの食材があった気がするが思い出せなくてムズムズする。

マンガやアニメにおける食事シーンの意味

マンガのキャラクターというのは架空の存在なので基本的には生活感がない。食事のシーンにはこのキャラクターは普段どんなものを食べているのかという生活感やリアリティをだすという役割があるので大事なのだが、ダンジョン飯では魔物飯に対するリアクションで各キャラの性格描写を行っているのが面白い。

実は前々から機会があれば魔物を食べてみたかったライオス、できれば食べたくないマルシル、積極的に食べたくはないが仕方なく食べてるチルチャック、若き冒険者のダンジョン内の食生活のバランスの悪さを嘆き、魔物飯を普及したいと考えているセンシ。栄養不足は魔物より恐ろしいというセンシの言葉は名言である。

自分の他にも冒険者がいるという感動

ダンジョン飯では主人公たちの他にも冒険者がいるが、それを見て昔のRPGを思い出した。

今から10年以上前、初めてオンラインゲームのRPGをプレイしたとき、自分以外に冒険者がたくさんいるという光景が衝撃だった。1人用のRPGの場合冒険者は自分しかいないから意識したことがなかったが、自分以外の冒険者がいるというのは考えてみれば当たり前の話だ。日本の昔の街道沿いの宿場町がそうであったように人の往来がなければ武器屋や防具屋、宿屋などの商業施設が発展したりしないだろう。

今のオンラインゲームの現状を知らないが初期のころはかなりゆるくて、ダンジョンで街で仕入れてきたアイテムの物販をする人がいたり、回復や転送魔法で支援する商売を始めたりする人がいたりとゲーム内で勝手にスモールビジネスや変なルールが発生していくのが面白かった。世界の縮図を見ている気がしたのだと思う。

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