お酒を飲むのは別に好きでも嫌いでもないけど、なぜか吉田類の酒場放浪記やワカコ酒などを見てしまう人って結構いるんでしょうか?僕は一人では全く飲みませんがなぜかそういった番組をみるのは好きです。
新久千映の一人さまよい酒
新久千映氏といえば「ワカコ酒」が有名だと思いますが、「新久千映の一人さまよい酒」は新久千映氏がいろんなお酒のお店に行った話や、お店の人にお酒の飲み方や選び方を教えてもらうというコミックエッセイです。
新久さんは広島在住みたいで、この本に出てくるお店も中国新聞(中国の新聞ではなく広島の地方新聞です)で紹介したお店がメインです。
地方在住の漫画家さんって珍しいですね。そんなことないのかな?
居酒屋の一人酒に憧れて
冒頭でも書きましたが僕は普段は全くお酒を飲みません。
仕事の集まりなどでは飲みますが、一人で家で飲むのもなんだし田舎で歩いていける距離に居酒屋もないので飲む機会がないのです。
でも酒場放浪記や女酒場放浪記などは毎週観てますし、ワカコ酒も全巻読んでます。
なんでだろうと思ったんですが、たぶんお酒より居酒屋の雰囲気と居酒屋のメニューが好きなんだと思います。
ランチメニューとは違った魅力があるよね。
居酒屋に限りませんが普通の飲食店に比べてお酒を出す店ってなんか初見だとめっちゃ入りにくくないですか?
僕はこのブログの旅行記事にも書いてるように一人でどこでも行きますが、一人居酒屋はいまだにハードル高いです。
テンション上がった旅先とかだとまだ入りやすいですが。
みんなどうやって店の発掘してるんだろと思ってたけど新久さんの発掘方法みてたら不審者全開で笑ってしまった。
でも一人だとそうやって発掘するしかないよなあ。
居酒屋の店主って個性的な人が多いけど「一人さまよい酒」に出てくる店主もクセがすごい(いいたかっただけ)
お酒ごとの飲み方や作法
本の後半にバーでの飲み方や日本酒やワインの選び方の話が出てくるんですが、これもなんかよく知らない作法があるんじゃないかと思ってお店に入りにくい理由の一つです。
読んでみると別にそんなのないんだなということがわかりました。
話が少しそれるけど作中に出てきた作者の二日酔い対策は体に悪そうだなあ…。
酔っ払いお助け水のつくり方は勉強になったけど。
バーの振る舞ってなにも難しいことないんだ
バーテンダーさんの家に遊びに来ていると考えれば
自然に大人としてのマナーに結びつくなあ
引用元: 新久千映の一人さまよい酒
「バーテンダーさんの家に遊びに来ていると考えれば」という箇所が読んでてしっくりきたというか、マナーってそういうものかもって思いました。
酒は単なる媒体でバーは大人がリラックスできる場所を提供しているだけなんです
ですからお酒が飲めない人が来たっていいんです。
引用元: 新久千映の一人さまよい酒
なんとなくバーって強いお酒を出すイメージがあったんですが、たいていのバーにはノンアルコールカクテルなんかもあるそうです。
ちょっとイメージが変わった。
他にもお酒の知識とかも漫画形式でさらっと読めちゃいます。
- ロングカクテルとショートカクテルの違い
- 失敗しないカクテル
- 日本酒の選び方、自分で選べないときは?
- 日本酒の温度帯の変化
- ワインの選び方と価格帯
- ワインと料理の色の法則
最後の「新久千映のカンパイ!広島」読んでたら久しぶりに市内に行きたくなってきたな…。
ちょっと前の本だけど広島のグルメ本。
これは2018年に出た本だけどこっちも気になる。