何年も前から手のかゆみがひどくて何だろうと思っていたのですが、どうやら手湿疹ではないかということで治すためにいろいろ試したのでその時の話。
手湿疹とは?症状と原因
手に接触する物質の刺激やアレルギーによって生じる手のひらや指の皮膚炎で、女性に多く、主婦に生じた場合には主婦湿疹とも呼ばれます。
手湿疹は主婦湿疹ともいわれますが男でも普通になります。
手湿疹には「乾燥型」と「湿潤型」の2タイプがありますが僕がなったのは「湿潤型」です。
手湿疹の症状
「湿潤型」の手湿疹は手に1mm程度の水泡がたくさんできます。
かゆみがあるのですが掻いてしまうと水泡がやぶれどんどん広がっていきます。
このかゆみが普通ではなくひどい時はかゆみで夜目が覚めてしまうほどです。
寝ながらかきむしっているため手が真っ赤に腫れ氷水などで冷やさないと寝れませんでした。
手を掻かないようにクリームを塗って手袋をして寝るのですが、寝ている間に手袋を使って指先をしぼるように掻きむしるため赤くただれて余計に悪化してしまいました。
あまりにも手の状態がひどく、レジなどで手を出すのが恥ずかしいため冬は手袋をし、春や夏などはひどい所に絆創膏をはったりしてごまかしていました。
知人に「なにそれ?水虫?」と言われたのが一番ショックでした。
頭皮にも湿疹ができたんですが頭皮湿疹は別にかゆくもなんともなかったです。
手湿疹の原因
手湿疹は皮膚炎の一種です。
家事などで洗剤を使ったりして皮膚の表面を保護する皮脂や角質がおちてしまうと手を保護する機能が低下し皮膚が過剰に反応するようになり、刺激物が侵入しやすくなります。
必要な皮脂を落としすぎると手が無防備になり手湿疹になりやすくなります。特に乾燥しやすい冬場は症状がひどかったです。
以下のような行動は手湿疹の原因になったり悪化させたりします
- 皿洗いの洗剤やお風呂洗いの洗剤を素手で使う
- お湯でお皿などを洗っている
- 洗浄力の高いボディソープやシャンプーを使っている
- 仕事や育児などの関係でこまめな保湿ができない
手湿疹の治し方・改善方法
結論から言ってしまうと、僕の場合ゴム手袋をしてとにかく直接洗剤にふれないようにするしかありませんでした。
薬局やドラッグストアに売っている塗り薬はすべて試しましたし皮膚科で処方された薬も試しました。
しかし薬を塗ってしばらくは症状が軽減されても一度でも皿洗いをするとまた元に逆戻りの繰り返しでした。
薬局や皮膚科でもらう薬はステロイドを使ったものが多く、強力なのですが塗ったときだけ症状が治まるものの一時しのぎに過ぎないため使用をやめました。
薬局で売ってるステロイド系の軟膏は1,000~2,000円のものが多く費用もバカになりません。
手湿疹の原因はいろいろあるのでゴム手袋で絶対治るというわけではありませんが、試す価値はあると思います(安いし)。
手湿疹におススメのゴム手袋
おススメのショーワグローブ【パウダーフリー】No.804 ビニール極薄手
ピタッと密着するタイプのゴム手袋です。着脱が少し面倒ですが料理や洗い物中も外れることがなく便利です。
2、3日は使いまわせるので高価なステロイドの軟膏を買うよりも経済的で、なにより手湿疹が劇的に改善しました。
今も日常的に使っています。
ゴム手袋を使い始めた後、シャンプーを湯シャンに変えてから手湿疹はほとんどなくなりました。
シャンプーもできれば低刺激の物に変えるか湯シャンに変えたほうがいいと思います。
その後プーラシャンプーという低刺激のシャンプーを再開しましたがこちらも手湿疹はでませんでした。
あまりおススメじゃないショーワグローブ【パウダーフリー】No.826 ポリエチ手袋
最初に買ったのはこちらのゴム手袋でした。
しかし手首回りがずれて水が入るためリストバンド等をしなければならないのが面倒でやめてしまいました。
特にみじん切りをやってるときに手袋の端っこを一緒に切ってしまい穴が開くので料理に使えませんでした。