いままでお湯だけでシャンプーをする湯シャンをしていたのですが、頭皮の状態が変わったのかニキビのような頭皮湿疹が頻繁にできるようになってきました。そこで試験的にシャンプーを再開することに。
プーラシャンプーとは
以前薄毛の原因についての記事で世界一簡単な髪が増える方法という本を紹介しました。この本は埼玉県の浦和にある「PULA(プーラ)」というヘッドスパサロンのオーナーの辻敦哉氏が書いた本ですが、プーラシャンプーはそのヘッドスパサロンで使われているシャンプーです。
本の中で湯シャンは合成の界面活性剤を使ったシャンプーを長い間使い続けてきた人たちが頭皮を休めるために一時的にやるものという話が出てきます。
理由としてはお湯だけでは酸化した汚れが落ちないため、今度は酸化汚れが蓄積して髪の育成を妨げてしまうからだそうです。
頭皮の質が変わったのかしばらく前から頭皮湿疹が頻繁にできるようになってきて、メディクイックなどもつけているのですがなかなか治りません。
原因が頭皮の酸化汚れかはわかりませんが、ほかに思い当たることもないので試しにシャンプーを再開して様子を見ようと思います。
別にプーラのシャンプーである必要はないですが(本の中には髪や頭皮に優しいシャンプーの選び方が紹介されています)、評判もよさそうなので買ってみました。
値段は500mlで約5,000円なのでシャンプーにしては高いほうだと思います。
高い理由については後程成分の項目で説明します。コンディショナーやリンスは不要です。
シャンプーでは取り切れない酸化した皮脂汚れをとるために月に2回程度オイルパックをしています。
こちらもプーラのオイルである必要はありません。ホホバオイルやセサミオイルなど植物性の天然成分成分100%のオイルで大丈夫です。
シャンプー後、頭皮が乾燥しないように保湿のためにスカルプローションというのをつけています。
頭皮を保湿すると毛穴が開いて髪が育ちやすい環境になります。
プーラシャンプーの特徴
シャンプーに含まれる界面活性剤は大きく高級アルコール、石鹸、アミノ酸の3つに分けられますが、プーラシャンプーはアミノ酸系シャンプーです。
髪や頭皮の負担は高級アルコールが大きく、アミノ酸が負担が小さいです。
界面活性剤とはどんなシャンプーにも含まれている成分で、水と油を混ぜ合わせるのに役に立ち汚れを落とす洗浄の働き(洗浄成分)をします。
高級アルコール(合成界面活性剤)は安く作ることができるため、低価格帯のシャンプーにはたいてい入っています。
洗浄力が高く泡立ちが良いというメリットがありますが、皮脂をとりすぎる、発がん性や発毛障害があると言われる毒性が強いといわれる成分が使われている、などのデメリットがあります。
アミノ酸の界面活性剤は天然素材のアミノ酸を加工したものです。
安全性が高く髪や頭皮への刺激が少ないというメリットがありますが、原価が高いためシャンプー自体も高くなるというデメリットがあります。
- 温泉水、フルボ酸、溶岩抽出液、アミノ酸洗剤、天然精油の香料など、自然の恵みにこだわり配合
- 天然精油(ユーカリ、オレンジ、ラベンダー、イランイラン)の香り
- 必要な油分を洗いすぎることがないようお肌の皮脂とよく似た成分の自然派洗剤を使用
- フルボ酸と相性の良い良質なミネラルを使用し生活の中で不足しやすいミネラルを補うことで、地肌を健やかに。
- 皮に悪影響があるとされる洗剤や、防腐剤、合成香料などは使用せず、ミネラルや、フルボ酸、自然由来の成分を配合。
プーラシャンプーはAmazonの専売品ですが、Amazonの商品ページに詳しい使い方や注意点が載っているので気になる方はAmazonをご確認ください。
洗うだけでなく泡で2~3分パックしたりと使い方に特徴があるので1度確認しておくことをおススメします。Amazonのページはこちら
YouTubeの方にも使い方についての動画があります。
プーラシャンプーを使った感想
アミノ酸系のシャンプーなので普通のシャンプーに比べると泡立ちは弱いです。
僕は短髪なので気になりませんが、髪が長い人はすこし洗いにくいかもしれません。2度洗いが推奨されていますが短髪だと1プッシュで十分なので結構長持ちしそうです(容量は500ml)。
匂いは香料ではなくユーカリ、オレンジ、ラベンダー、イランイランなどの天然精油だそうです。
洗っている途中は柑橘系の匂いがしますが、風呂上りはそんなに匂いません。シャンプーのキツイ匂いが苦手なのでこれはうれしい。
洗い上がりはすごくさっぱりサラサラしているのでボリュームがでます。
ぺったりした髪質の人にもおススメです。
約半年使った感想(2017.11.12追記)
6月中旬から使い始めて11月の初めごろに使い切ったので大体5~6か月で1本って感じですかね。
髪が短いので結構持ちました。
1本使ってみての感想はやっぱりいいです。成分どおり頭皮と髪に負担が少ないなと感じます。
抜け毛の量も増えるかともったら湯シャンプーのころとほとんど変わらないですし頭皮がつっぱるような感じもないのでちょうどいい洗浄力です。
髪はコシが出てきてしっかりしてきた感じです。
半年で1本ということは1か月あたり約800円ということで自分的には許容範囲内なのでしばらく使ってみようと思います。
プーラシャンプーの成分について
プーラシャンプーの成分表
水、BG、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、クエン酸、PEG-40水添ヒマシ油、 フルボ酸、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、加水分解ダイズタンパク、オクラ果実エキス、ポリクオタニウム-10 、岩石抽出物、ユーカリ葉油、イランイラン花油、ラベンダー油、オレンジ果皮油、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、エチドロン酸、クエン酸Na、塩化Na、エチルヘキシルグリセリン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン
プーラシャンプーの成分について
プーラシャンプーの成分を調べてみた感想としては安全性が高く頭皮への刺激性が低い成分が多いです。成分表示は配合量が多いものから表記されているのでここでは上から順に10個ほど見ていきたいと思います。
水
シャンプーはほとんどが水ですが、プーラシャンプーの水温泉水だそうです。
BG
BGとは「1,3-ブチレングリコール」のことで、安全性が高く化粧品の保湿剤として使われることが多い成分です。皮膚への刺激が少ないので敏感肌の人にも適しています。保湿、静菌作用、保香性があり一定濃度で防腐効果があります。
ラウロイルメチルアラニンNa
弱酸性のアニオン界面活性剤です。泡立ちがよく洗浄力もあるが、低刺激で安全性が高いのが特徴です。さっぱりさらさらした仕上がりで髪のボリュームを落とさないといいことづくめに見えますが原価が高いのが弱点。
コカミドDEA
非アニオン性界面活性剤です。天然由来の成分を元に作られています。一部で発がん性の危険があると指摘されている成分ですが因果関係は現在に至るまで不明だそうです。
コカミドプロピルベタイン
両面界面活性剤です。天然由来の成分を元に作られています。低刺激で安全性が高く、ベビーシャンプーなどにも使われています。
ココイルメチルタウリンNa
低刺激性アニオン界面活性剤です。洗浄力と泡立ちをよくする成分ですが、低刺激で安全性が高い成分。フケを抑えたりキューティクルの損傷を抑える効果もあるそうです。
クエン酸
疲労回復や血行改善、美肌効果があるとして食べ物の栄養素としてよく話題にあがるクエン酸ですがシャンプーやリンスの成分としても人気です。紫外線などで傷んだ髪を修復してキューティクルを引き締める効果があるそうです。
PEG-40水添ヒマシ油
非イオン性界面活性剤です。毒性が少なく、安全性の高い成分。40という数字の他に50,60という数字もあり、数字が高いほど親水性が高く低刺激になります。PEG-60水添ヒマシ油は目薬に使われるほど安全性が高いようです。
フルボ酸
フルボ酸というのは初めて聞いたし調べても正直よく分からなかったんですが、どうやらミネラルの吸収を助け、有害なミネラルの排出を促す成分のようです。
クラドシホンノバエカレドニアエエキス
クラドシホンノバエカレドニアエエキスと言われてもピンときませんがフコイダンのことだそうです。フコイダンは海藻などのヌルヌル成分に含まれる多糖類です。調べてみると期待される効果効能の中に育毛作用というのがあったので配合したのかもしれません。