フマキラーのハチ激取れ

庭にあったハチの巣を駆除したのにまだハチが飛んでいるのでフマキラーの「ハチ激取れ」という捕獲器を設置しました。調べてみると7月~11月は働きバチが取れる時期みたいなので女王蜂が巣を作るもっと早い時期(4月~6月)に対処すべきでした。

フマキラー ハチ激取れ

フマキラーのハチ激取れ

スズメバチだけでなくアシナガバチも捕獲可能のようです。

一口にスズメバチといってもいろんな種類がいます。

大型の「スズメバチ属」、中型の「クロスズメバチ属」、小型の「ホオナガスズメバチ属」という3つの属にわかれ、合計17種類ものスズメバチがいるそうです。

スズメバチの種類

スズメバチ属(大型)
  • オオスズメバチ
  • キイロスズメバチ
  • コガタスズメバチ
  • モンスズメバチ
  • ヒメスズメバチ
  • チャイロスズメバチ
  • ツマグロスズメバチ
  • ツマアカスズメバチ
クロスズメバチ属(中型)
  • クロスズメバチ
  • シダクロ スズメバチ
  • ツヤクロスズメバチ
  • キオビクロスズメバチ
  • ヤドリスズメバチ
ホオナガスズメバチ属(小型)
  • キオビホオナガスズメバチ
  • シロオビホオナガスズメバチ
  • ニッポンホオナガスズメバチ
  • ヤドリホオナガスズメバチ

このうち人間の周りによくいるのはスズメバチ属

種類によって攻撃性や習性が異なるそうなので種類を見分けることが大切だそうです。

熊本シロアリ駆除.comというサイトの「スズメバチ属7種の見分け方について」という記事が写真と動画付きで非常にわかりやすいのでリンクを貼っておきます。

>>スズメバチ属7種の見分け方について(熊本シロアリ.com)

ハチ激取れの特徴と捕獲できる虫

フマキラーのハチ激取れ

製品特徴(殺虫剤不使用)
  • 誘引:ハチが大好きな香りで強力誘引(※食品原材料のみ)
  • 捕獲:入りやすく、一度入ったら出にくいワンウェイ構造
  • 退治:容器の中でおぼれてノックダウン

たまたま蜂を捕獲する瞬間を目撃したのですが、一度入って液につかると出ることは難しいようです。

ガーデニング中に「ブブブブ!」という音が聞こえたので何かと思ったら蜂が液に足を取られてもがいている最中でした。

出てきたら怖いので殺虫剤をもって待機していたんですがそのまま沈んでいきました。

製品特徴を見てわかるように殺虫剤は使用していないので溺れさせて捕獲する器具のようです。

フマキラーのハチ激取れ

ハチ激取れで捕獲できる虫
  • ハチ(スズメバチ・アシナガバチなどミツバチは誘引せず
  • コガネムシ
  • 小型のガ
  • ハエ

スズメバチやアシナガバチだけでなく、コガネムシハエなども誘引して捕獲するようです。

ミツバチは捕獲しません。

ウチも小型のガを捕獲していました。

ハチではないがなんだか虫が多いという人にもおススメです。

ハチ激取れ設置の注意点

フマキラーのハチ激取れ

ハチは危険な生き物なので、ハチ激取れを設置・回収・廃棄するときにも刺されないよう注意が必要です。

設置方法
  • 庭木等に吊るして使用する
  • 庭等10坪(約33㎡)につき1個が使用の目安
  • 使用期間(夏):約20~30日間
  • 使用期間(春・秋):約30~40日間
  • 容器がハチでいっぱいになるか誘引液がなくなったら終了
効果的な設置場所
  • 地面からの高さ1.5~3m
  • 緑の多い場所
  • ハチをよく見かける場所(巣周辺を除く)
設置時の注意点
  • 誘引液をこぼさないように注意(こぼしたところに寄ってきます)
  • ハチの巣周辺に設置しない
  • ハチがあまり飛んでこない朝や夕方に設置する
  • 設置場所の周辺にハチがいないことをよく確認する。ハチがいた場合は時間帯を変えて設置する
  • 必ず屋外に設置する
  • 人の通り道や住居、ベランダ等から離して設置する
  • 小児の手の届かないところに設置する
  • 吊り下げひもは枝などに確実に固定する
  • 台風等風の強い日は事前にハチ激取れを回収すること
  • なるべく直射日光が当たらないところに設置する
回収・廃棄時の注意点
  • 容器周辺にハチがいないことを確認する。ハチがいた場合は時間を変える。
  • 回収後はフタを開けず、容器内のハチが完全に死んでいることを確認してそのまま廃棄
  • ハチがまだ生きている場合は絶対にふたを開けず、中に殺虫剤をスプレーする等して確実に死んだことを確認してから廃棄する

高さ1.5~3メートルの蜂がよくいる場所(巣周辺を除く)に設置します。

この容器に寄って来るのでこの容器のそばでガーデニング作業などはしないでください。

スズメバチが活動する時期

フマキラーのハチ激取れ

蜂が巣を作るのは4~6月で、働き蜂が活動するのは7~11月だそうです。

巣を作らせないためにも来年は春ごろから吊るしておきたいですね。

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ハチ激取れと組み立てて設置してみる

フマキラーのハチ激取れ

セット内容は容器と誘引液です。

フマキラーのハチ激取れ

誘引液は甘い果物ジュースの濃縮液のようなにおいがします。

誘引液は食品原材料のみなので毒性分はありません。

ハチが死ぬのは溺死です。

フマキラーのハチ激取れ

水を入れて完成。

念のため容器をゆすって混ぜます。

フマキラーのハチ激取れ

蜂を見ていると一定のルートを飛んでいるようなのでそのルートの近くに設置しました。

フマキラーのハチ激取れ

わかりにくいですが1~2週間ほどすると誘引液が沈殿してくるので容器をゆすって混ぜます。

1か月ほどハチ激取れをつるした結果

フマキラーのハチ激取れ

4~5匹ほど取れていました。

Amazonのレビューをみるとえげつないぐらい取れている写真もあったので期待していたんですが思ったほどでもなかったですね。

元々数自体が少なかったのでしょう。

この商品Amazonのレビューを見てもらえればわかりますが「めちゃくちゃとれた」という人と「全く取れなかった」という人にきっぱり分かれるのでとりあえず置いてみないとわからない商品です。

>>蜂激取れのAmazonのレビューはこちら(Amazon)

1か月ほどは効果が続くので1~2週間おいてみて何も取れないようだったら置く場所を変えてみるなどしてみたほうがいいと思います。

追記

後述しますが、ウチの庭でも置く場所によって蜂が捕れるか捕れないかかがスッパリ分かれました。

なので蜂が捕れないといういう場合はハチ激取れの問題というより設置場所の問題という気がします。

蜂がいるのに捕れないという人は一度に数か所同時に設置すると捕れる場所がわかります。

女王バチが巣を作る4月にハチ激取れを置いてみた結果

05.10追記

去年は働き蜂しか取れない9月頃に吊るしたので、今年は女王バチが巣を作るといわれる4月~6月にも吊るすことにしました。

ウチの庭にはハチ激取れが効果あり、ということが去年の実験で分かったので今年は4~6月毎月複数個を吊るしていきます。

画像は4月に吊るして3週間くらいたった時のものです。

15~6匹はいそうな感じですがパッと見た感じ女王バチはいないですね。

女王バチはかなり大きいので見たらすぐわかるそうです。

ちょうど写真を撮ってるときに1匹捕獲されていました。

必死に登ろうとしていますが一度黒い穴からこの中に落ちてしまうと出れない構造になっています。

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Amazonを見ていたらシマダ ProBuster 業務用 スズメバチバスター 誘引捕獲器というのが売っていました。

業務用?

5月に複数ハチ激取れを設置して気づいた奇妙なこと

06.07追記

先月の4月に結構大量に蜂が取れたので今度は数を増やして2個置いてみることにしました。

庭の真ん中あたりにハチがよくいる花があり、ハチは庭の左右から飛んでくるので左右に設置することにしました。

庭の左右はハチが通るだけなので見かける数自体は少ないです。

4月は庭の左側にしか仕掛けていなかったので気づかなかったのですが、上の図のように真ん中と右側はハチ激取れを設置しても全く捕獲できないのです。

最初右側に置いていたハチ激取れは1週間たっても全く取れないので、ハチがたくさん飛んでいる庭の真ん中の花のそばに置いてみることにしました。

しかしハチが多い真ん中に置いても全く取れないのです。

ハチ激取れの周りをハチが飛んでるのに。

ハチも偽物の誘引液より本物の花のほうがいいということでしょうか?

結果右側から真ん中を経て庭の左側に2個設置するというおかしなことに。

こちらが最初右側置いていたやつです。

真ん中でも取れないので左側に設置したらハチが二匹とコバエやアブが取れました。

こちらは最初から左側に設置していたハチ激取れ。

6匹ほど入っています。

なぜハチ激取れを庭の左側に置かないとハチが取れないのか謎ですが、逆に考えれば左側に置きさえすればハチが取れるということが分かりました。

ちなみに記事の冒頭で紹介している去年の秋も庭の左側に吊るしていました。

一体左側になにが・・・。

ハチの巣はないんですけどね(ハチ激取れはハチの巣の近くに設置してはいけません)

蜂激取れを自作する方法

蜂激取れ自作方法

画像は名古屋市が公開しているペットボトルで作る蜂の捕獲機ですが、「蜂激取れ 自作」などで検索するといろいろな方法が載っているので自作してみるのもアリかもしれません。

誘引液の中身
  • 酒300mL
  • 酢100mL
  • 砂糖125g

みんなの経済新聞というサイトに自作のスズメバチトラップについて興味深い記事が載っていました。

捕獲数が大幅に増えた要因は、わなに改良を加えたことにあるという。

今年は一度わなにかかったハチが外へ出られないように、出入り口となる穴を2.5センチから1.5センチに狭め、誘引剤にはこれまでの材料(焼酎、果汁100パーセントのオレンジジュース、食酢)乳酸菌飲料を加えた。

これは山口県宇部・西岐波の「吉田芋粥会」を取材した記事で、トラップの改良と誘引液に乳酸菌飲料を加えたことで前年比で2.5倍のスズメバチの捕獲に成功したそうです。

乳酸菌飲料というのはヤクルトとかのことでしょうか?

確かにハチ激取れの誘引液も似たような甘いにおいがします。

Amazonみてたらこんなのも売ってるみたいですね。

なんでもあるなあ。でもよくみたら養蜂用か。

スズメバチの巣とかは素人が駆除するのは危ないので業者に頼んだほうがいいですよ。



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