映画オデッセイの感想です。宇宙漂流ものですがゼロ・グラビティのように重たい感じではなく見た後元気が出るような映画でおススメです。

前に一度見てるんですがグレートウォールを見たらマット・デイモンの作品を見返したくなったので借りてきました。

オデッセイのあらすじ

アメリカNASAの火星有人探査計画であるアレス3の任務中に大砂嵐に巻き込まれ、クルーはすべてのミッションを中止し火星からの緊急脱出を試みる。

しかしロケットへの避難中折れたアンテナがクルーの一人、マーク・ワトニーに直撃し弾き飛ばされてしまう。

指揮官のメリッサ・ルイスは通信が途絶えたワトニーの探索を試みようとするが砂嵐で視界が効かず、嵐でロケットも姿勢維持ができないほど傾き始めていた。

このままではロケットが倒れてクルー全員が火星で遭難してしまう。苦渋の決断を迫られたルイスはワトニーは死亡したと判断し火星脱出を指示した。

しかしワトニーは生きていた。火星に一人取り残されたことを知ったワトニーだったが次の火星探査船がやってくるのは4年後。残された食糧ではとても足りない。

植物学者であるワトニーは排泄物を肥料にし土をつくり、残された資材を使って水を作りだすことで人類初の火星でのジャガイモの栽培を試みる。倒れてしまった太陽光パネルを掃除して電気を確保し、一つずつ生き延びる方法を模索するワトニー。

その頃NASAでは火星の衛星写真から残された資材が動いていることに気づきワトニーが生きていることを知る。ワトニーの回収を計画するNASAだったが問題は山積みだった。

オデッセイのデータ

オデッセイは2015年に公開されたSF映画で、原作は全米ベストセラーのSF小説「火星の人」。監督は「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」などで知られる巨匠リドリー・スコット。主演はボーンシリーズでおなじみのマット・デイモン。火星にとり残された男という設定なので本編ではほとんどが1人芝居である。

監督
リドリー・スコット

出演
マーク・ワトニー(マット・デイモン)
メリッサ・ルイス(ジェシカ・チャステイン)
アニー・モントローズ(クリステン・ウィグ)
ビンセント・カプーア(キウェテル・イジョフォー)
テディ・サンダース(ジェフ・ダニエルズ)
ミッチ・ヘンダーソン(ショーン・ビーン)
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オデッセイのネタバレと感想

サスペンスではないので特にネタバレとかはないんですが、NASAはワトニー救助の宇宙船を新たに発射するのではなくワトニーの同僚たちが乗るアレス3のロケットをいったん地球周辺で補給させ、再度火星に向かわせるという決断をします。

現状で考え得る最も早いワトニーの回収方法ですが、かなり無理のある計画であることからさまざまなドラマが生まれるあたりは映画的に良くできています。

映画を見ながら前に読んだいくつかの本を思い出したのでそれについて書こうと思います。

NASAとマスコミの関係性

映画の中でNASAとマスコミが度々やり取りをするシーンが出てきますが、事情がよく分からないとなぜNASAがマスコミや国民に対してそこまで説明責任を負っているのかよくわからないと思います。

僕もそもそもNASAがどういった組織なのかよくわからず、宇宙開発をしてロケットをあげている所という程度の認識しかありませんでした。

NASAの正式名称はNational Aeronautics and Space Administrationであり、アメリカ航空宇宙局と言います。

アメリカ合衆国政府内における宇宙開発に関わる計画を担当する連邦機関です。

NASAは政府組織なんですね。

予算が国から出ている以上NASAの運営には国民の理解が必須であり、説明責任があるということです。

1960年代、なぜアメリカは250億ドルという莫大な予算がかかる「アポロ計画」を国民に納得させ、世界で初めて人類を月に立たせることができたのか。

「月をマーケティングする」という本の中でどのようにNASAがマスコミや国民を味方につけていったのかがマーケティングという視点で解説されています。

アメリカ映画のSFものは何本も見ているはずですが不思議とNASAについてあまり考えたことがありませんでした。

今回は「月をマーケティングする」を読んだ後だったのでNASAの記者会見のシーンに引っかかったのかもしれません。

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どのような人間が最終的に生き残るのか?

「夜と霧」という本があります。

これはユダヤ人精神分析学者が自らアウシュビッツをはじめとするナチスの強制収容所の体験をつづった本です。

ナチスの強制収容所という残酷な極限状態で生き延びえた人はどんな人だったのか

年齢や性別は関係なく、健康か不健康かも問題ではなく、ただ必ず生きて帰るという強い意志を持った人間が生き延びたという話が出てくるのですが、ワトニーを見ていてこの本を思い出しました。

ワトニーは植物学者だから生き延びたのではなく、必ず生きて帰ってやるという決意があったからこそ様々な知恵を思いつくことができたのだと思います。

あきらめてたらどんな優秀な人でも餓死しておしまいです。

残酷な世界で生き延びるたった一つの方法

終盤、ワトニーが講義のなかで「問題を1つ解決したら次の問題に取り組む。そうして解決していけば帰れる」という話をする場面があります。

そのシーンをみながらデール・カーネギーの「道は開ける」という本を思い出していました。

古い本ですが今でも時々読み返します。

この本の中でも似たような話がでてきます。

事実を把握し、分析する。あとは決断し実行するだけだと。

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この映画には誰もいない火星に取り残され、極限状態に追い込まれたときの人間の心理面や悲壮感を描くと言った描写はほとんどありません。

ダンスミュージックを聴きながらとりあえずできることから着実にやっていきましょうというワトニーの姿勢に励まされます。

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