除湿器を買おうとするとコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリット式というタイプがあります。今回は各タイプごとの特徴を紹介してどの除湿器を買えばいいのかを紹介します。
どのような除湿器を買えばいいのか?
除湿器には大きく分けてコンプレッサー方式とデシカント方式があります。
また両方の機能をもつハイブリット方式もあります。
各方式の特徴を理解して自分の生活スタイルにあった除湿器を買う必要があります(1度失敗した)
※この記事内で紹介している除湿器は最新モデルが出たら差し替えているので、特に注意書きがなければ最新の2019年モデルを紹介しています。
コンプレッサー方式(夏に最適)
空気を冷やして結露させることにより部屋の中の水分を取り除きます。
本体内部で冷媒を循環させ、湿った空気を冷やして結露させることによって除湿します。
エアコンの除湿機能と同じ方法です。
コンプレッサー方式のメリット
- 25℃以上の高温時に能力を発揮し、除湿力が高いので湿気の多い梅雨~夏場に最適
- デシカント方式に比べて電気代が安い(消費電力が小さい)
- 室温上昇が少ないなので夏場でも使いやすい
コンプレッサー方式のデメリット
- コンプレッサーを内蔵しているため本体が重く大きくなりやすい
- 運転音(振動音)が大きい
- 冬場などの低温時には除湿能力が落ちる
デシカント方式(冬に最適)
本体内部の水分の吸着性能に優れたゼオライトと呼ばれる乾燥材に水分を吸着させることにより室内の湿気を取り除きます。
ゼオライトに水分を吸着させ、ヒーターの熱により乾燥した空気を放出。
吸着した水分は熱交換器をとおって冷やされて水滴になってタンクにたまります。
デシカント方式のメリット
- 衣類乾燥に優れている
- 低温時の除湿能力が大きく冬場でも除湿能力が落ちない
- コンプレッサーを内蔵していないので軽量、コンパクトで運転音が静か
デシカント方式のデメリット
- ヒーターを使用するため消費電力が大きい(電気代が高い)
- 除湿のためヒーターを使うので室温上昇が大きい
ハイブリット方式(1年通して使える)
コンプレッサー方式とデシカント方式のいいとこどりをしたタイプです。
夏場の高温時にはコンプレッサー式で稼働し電気代を抑えて除湿力を発揮します。
冬場の低温時にはデシカント方式で稼働し、冬の室内干しなどに活躍します。
室温は上がりますが冬場なのでむしろ好都合です。
いい所ばかりあるようにみえるハイブリット式ですが実はそうでもありません。
昔、上にリンクを貼っているPanasonicのハイブリット方式の除湿器を使っていたのですが(何代か前のやつですが)、生活スタイルによってはデメリットが目立ちます。
ハイブリット方式のメリット
ハイブリット全般ではなく以前使っていたPanasonicのハイブリット方式を使って感じたメリットです。
- 両方の機能を搭載しているので一年を通して使える
- タンクが大きいので排水回数が少なくて楽
- スイング機能、送風範囲、衣類ケアなど細かい設定ができる
- 強・中・弱・おまかせ、ターボなど除湿能力の細かい設定ができる
ハイブリット方式のデメリット
- 両方の機能がついているため高価格(5万円前後~)
- 冬場部屋干しをしない人にとってはそもそもコンプレッサー式だけでよい
- 両方の方式を内蔵しているため本体が重く(約15㎏前後)、大きいため移動が難しい
価格に関しては型落ち品を狙えば3~4万円程度で買えます。
大体4月ごろに新製品が出るので直前の冬場を狙ってチェックしておけば安く買えます。
ウチの地域は冬場でも外に干して全然洗濯物は乾きますし、室内干しをしないのでそもそも除湿器を使うことがなかったです。
雨が続いてよっぽど洗濯物がたまった時などはコインランドリーに乾燥だけしに行きますし。
エアコンの湿度戻り対策に除湿器を購入
アイリスオーヤマ・コンプレッサー式除湿器
エアコンを買い替えたところ、冷房や除湿を切った後部屋の湿度が急上昇する湿度戻りに悩まされているので除湿器を購入してみました。
アイリスオーヤマから出ているコンプレッサー式の除湿器DCE-6515です。
使用した感想などはこちら。
SHARP・コンプレッサー式除湿器
アイリスオーヤマのDCE-6515は風量調節が効かず、湿度戻りのスピードに対応できないので風量調節ができるSHARP・コンプレッサー式除湿器 CV-G71-Wに買い替えました。
購入した2017年モデルのシャープ プラズマクラスター搭載 除湿機 7.1Lタイプ ホワイト CV-G71W(廃版のためリンクは削除)。
こちらが2019年モデルのシャープ プラズマクラスター搭載 除湿機の後継機。