秋の紅葉時期に開催している岡山後楽園の「秋の幻想庭園」に行ってみました。幻想庭園は春しか行ったことがなかったんですが、秋はライトアップで透けた紅葉が赤や黄色に燃えているようで暗い夜空によく合っていました。
岡山後楽園の幻想庭園とは?
幻想庭園は岡山後楽園で毎年行われているライトアップイベントです。
春(ゴールデンウィーク)、夏、秋に行われます。
あわせて後楽園の目の前の岡山城でもライトアップイベント「烏城桃源郷(うじょうとうげんきょう)」も開催されます。
岡山幻想庭園の開催期間と開催時間
2021年(令和3年)は以下の日程です。開始は18:00(秋は17:00)ですがその前からでも入園できて、昼間に入園してそのまま夜までいることができます。
- 開催期間
令和3年4月30日(金)~5月9日(日) - 開催時間
18:00~21:30(入場は21:00まで)
- 開催期間
令和4年8月1日(月)~8月31日(水) - 開催時間
18:00~21:30(入場は21:00まで)
- 開催期間
令和4年11月18日(金)~11月27日(日) - 開催時間
17:00~20:30(入場は20:00まで)
後楽園の幻想庭園と同時開催の岡山城の「烏城桃源郷(うじょうとうげんきょう)」のチケットを同時に購入するとお得です。
岡山後楽園へのアクセス
岡山駅の後楽園口(東口)バスターミナル1番乗り場から直通バスが出ています。
JR岡山駅前にある路面電車の「岡山駅前駅」から東山行きへ乗って「城下駅」でおります。
運賃は120円で時間は5分ほどです。駅から徒歩10分程度で後楽園正面に出ます。
JR岡山駅を出て桃太郎大通りをまっすぐ東に歩いても20~30分程度でつきます。
車で行く場合は後楽園周辺に駐車場がたくさんあります。
岡山後楽園の入園料
- シニア(65歳以上):140円
- 大人(15歳~64歳まで、中高生除く):410円
- 高校生以下(※学生証など証明書が必要):無料
通常後楽園の入園料は410円、岡山城の入場は300円かかりますが、セットだと580円で楽しむことができます。
岡山後楽園周辺
いつものように岡山後楽園と岡山城に続く道を歩きます。
なんかやたらと若い人が多いなあと思ったらこの日は旭川沿いにある岡山市民会館でmiwaさんのライブだったみたいです。
急に若者が紅葉に興味持ったのかと思ったけどそんなわけないか。
岡山後楽園は休日なので若干人が多めでしたがいつもどおりまったりした空間でした。
旭川水量少ないなあ。雨降ってないから?
春の幻想庭園の時は旭川沿いの石山公園で出店が出ていたんですが、秋は特に出ていませんでした。
夕日に照らされる岡山城。
真っ黒いので烏城(うじょう)とか烏城(からすじょう)とも呼ばれます。
岡山後楽園と岡山城の間を流れる旭川のスワンボートに今年から桃の形をしたボートが仲間入りしました。
い、いいんじゃないでしょうか。
岡山後楽園の正門前
岡山後楽園前の広場。
春とか夏に来たときは気にしてなかったけどこの木イチョウだったんですね。
かなり大きい。
石山公園では出店はありませんでしたが、後楽園正門近くの四季彩前の方には出店が出ていました。
全部紅葉してるのもいいけどこういうグラデーションになっているのも好きです。
岡山後楽園の秋の幻想庭園2018
月をとるか紅葉をとるか
最近夜ウォーキングしていたら月が綺麗なのでどうせなら満月付近を狙って幻想庭園にいってみました。
しかし後楽園滞在中はうまく綺麗には見れず、紅葉もピークを数日過ぎてしまっていました。
まさに二兎を追う者は一兎をも得ずということわざ通りの結果に。
秋の幻想庭園ははじめてきたんですが、春に負けず綺麗です(夏は暑すぎてこれなかった)
紅葉した木は光を当てると色が透けて全体的に光って見えるのですごい迫力です。
今回は時系列ではなく場所ごとにある程度まとめてみました。
あと紅葉の赤を強調したかったので暖色系の色が強く出るように撮っています。
千入の森(ちしおのもり)周辺
岡山後楽園の奥の方に千入の森(ちしおのもり)というエリアがあるんですが、今回はそこが一番のお気に入り。
千入とは幾度も染めるという意味で、築園当初からあるそうです。
紅葉ごしの人。
紅葉ごしの岡山城を撮ってみる。
これも千入の森から撮れます。
千入の森で3回ほど演奏会をやっていました。
演奏会が始まると徐々に人が森に集まってきます。
寒くて空気が冷たいせいか音が綺麗に聞こえる気がします。
岡山城では烏城桃源郷というライトアップイベントをやっているので岡山城もライトアップされています。
緑、黄色、赤がグラデーション状になっていて綺麗に撮れました。
音は園内に響いているので結構人が集まってきました。
演奏会終了。
本当は月も一緒に撮影したったんですが、中々登ってこないので諦めました。
待っていてもうす曇りになってしまったようです。
唯心山周辺
唯心山(ゆいしんざん)は岡山後楽園の真ん中あたりにある小高い丘です。
登り口はいくつかあるんですが、夜になると登り口と降り口が1つずつになります。
人気のスポットなので登るのには警備員さんによる入場制限が行われます。
唯心山の下にある川に紅葉が映りこんで綺麗だったので撮りました。
唯心山の南にある売店。
奥が唯心山の登山道です。
待つのに並ぶ場所ですがここも紅葉する木が多く撮影スポットの一つです。
唯心山に登っている途中も綺麗。
紅葉用に赤が強く出るように撮影しているので春の風景とはまた印象が違いますね。
唯心山から沢の池を望む。
唯心山下の紅葉。
園内にはところどころに、こういった灯篭が立っています。
黄色系の紅葉って下からライトアップすると本当に黄金色になるね。
沢の池の寒翠細響軒(かんすいさいきょうけん)
寒翠細響軒(かんすいさいきょうけん)というのは後楽園の中央にある沢の池の北側にある小屋のことです。
寒翠はさえた緑色、細響は細やかな響きという意味だそうです。
南側の障子を開けると沢の池と唯心山、岡山城が一望できます。
今回は寒翠細響軒の中でステンドグラスが展示してあったので非常に綺麗で幻想的でした。
暗くてわかりにくいですが障子の向こうには後楽園のイルミネーションが一望できます。
視線を変えると闇夜に浮かぶ岡山城が見えます。
寒翠細響軒の北のあたり。
正門付近
後楽園の正門を入ってすぐのあたりに小さな和傘が展示してありました。
和傘のライトアップというのはイルミネーション企画の定番なんですが、小さいのをこれだけ並べると壮観ですね。
小さな傘に手書きで絵が描いてあります。
延養亭(えんようてい)と花葉の池
藩主の居間として建てられた延養亭(現在のものは再建したもの)。
障子に松の影が映るようにライトアップしてあり風情があります。
延養亭の裏にある花葉の池(かようのいけ)。
風がほとんどなかったので紅葉が水面に鏡のように映って非常に幻想的でした。
流店周辺
初夏に訪れたときは非常に新緑が綺麗だった流店(りゅうてん)ですが、この時期は彩りが薄く水墨画のような印象です。
これはこれで趣がある。
ちなみに流店周辺は夜になると封鎖されてしまうので近づくことができません。
遠くからライトアップした流店をみることはできますが、近くで見たい場合はライトアップ前に訪れることをお勧めします。
散策
沢の池の北にある人気の撮影スポット。
寒翠細響軒と同じく沢の池、唯心山、岡山城が一望できるんですが、こちらの方が岡山城をより正面で撮影できるため人気です。
今回はわかりやすく後楽園と書かれた和傘がおいてありました。
夜になるとこんな感じ。
春の幻想庭園では箱型の灯篭が多かったですが、今回は小さな和傘を組み合わせて灯篭にしています。
暗くなってくるとこんな感じ。
夜になると暗闇の中に浮かんで綺麗。
こちらの開いたタイプの和傘もありました。
芝生を照らす柔らかい光。
沢の池の舞台にも和傘の灯篭。
笑って見える鬼瓦。
後楽園の北側にある福田茶屋。
沢の池全景。
岡山城
旭川に映る岡山城。
川は流れがあるので綺麗に映らないですね。
岡山城でも烏城桃源郷というライトアップイベントをやっています。
時間の都合で大手門だけ見てお城はみなかったけどお城の紅葉も迫力ありますね。
西川緑道公園のイルミネーション
クリスマスが近いのでこの時期は岡山市内のいたるところでライトアップをしています。
この記事が長くなりすぎたので西川緑道公園やクレド岡山のライトアップは下の記事にまとめました。
撮影に使用したカメラ
今回の写真はすべてSONYのCyber-shot(サイバーショット)DSC-RX100M5で撮影しました。
※RX-100 M5は販売終了し、マイナーチェンジモデルのRX100-M5Aが販売されています。