冬場はサーモスの保温マグカップを使っているのですが、ふたが邪魔なのでふた無しならどれくらい保温時間が持つのだろうと思って測ってみました。
あとついでに普通のマグカップの保温時間も測ってみました。
測るのは保温マグカップ(ふた有・無)と普通のマグカップの3パターン
温度を測るのはこういうクッキング用の温度計を使います。
お湯の中にいれて測るだけなので非常に簡単。
室温は18℃です。
使うマグカップはサーモスの真空耐熱マグを使います。
マグカップだけでなくドリッパーも付属しているので淹れたてのコーヒーを飲むこともできる優れものです。
10年前に発売されたのにいまだに売れ続けるベストセラー。
珪藻土のコースター記事でも紹介しましたが、冬だけでなく夏も大活躍しています。
フタありの場合はこのようにフタを閉めておき、温度を測る時だけフタをあけます。
フタなしの場合はこのように上蓋をとってしまいます。
なぜフタをあけるだけでなくとってしまうのかについては後述します。
マグカップはそのへんで普通に売っている陶器のマグカップです。
マグカップの温度変化の結果
耐熱マグカップ(フタあり・なし)と普通のマグカップの温度変化をエクセルでグラフにしてみました。
沸騰したお湯をそれぞれのマグカップにいれて10分ごとに1時間温度を計測しました。
陶器のマグカップの温度がいきなり80℃以下なのは、カップ自体が冷たくてお湯をいれたらすぐに冷めてしまったからです。
このグラフをみると耐熱マグカップもフタがなければ温度の減少スピードが普通のマグカップほぼ一緒だとわかりました。
フタあり | フタなし | 普通 | |
0分 | 93.2℃ | 90.8℃ | 78.9℃ |
10分 | 87.9℃ | 70.3℃ | 57.8℃ |
20分 | 83.5℃ | 59.7℃ | 46.7℃ |
30分 | 79.9℃ | 52.7℃ | 39.9℃ |
40分 | 76.3℃ | 47.7℃ | 35.1℃ |
50分 | 73.3℃ | 43.6℃ | 31.9℃ |
60分 | 70.3℃ | 40.7℃ | 29.2℃ |
数字だけ見せられてもよく分からないとおもいますが、フタありの73.3℃くらいあると非常に熱く(飲めなくはない)、フタなしの52.7℃はすでにぬるいと感じるレベルです。
熱いと感じた場合は赤字、ちょうどいい場合は黒字、ぬるい・冷たいと感じた場合は青字に数字の色を変えています。
- フタありの飲み頃:50分以降
- フタなしの飲み頃:5分から20分くらいまで
- 普通のマグカップの飲み頃:10分くらいまで
このテストは室温18℃で行ったので、真冬になって室温が下がると普通のマグカップの冷えるスピードはもっと速くなります。
実際真冬に普通のマグカップでコーヒーなどを飲むと5分程度ですでにちょっとぬるいと感じます。
このテストをした理由
たまたま見かけた象印のまほうびんステンレスタンブラーが欲しくなったんですが、フタ無しの保温マグカップってどれくらい保温時間が持つんだろうと思い、持っていたサーモスの耐熱マグカップでテストしてみました。
フタを完全に取ってしまったのはこの理由です。
予想以上にフタ無しの保温まぐカップの温度が下がるスピードが速いですが15~20分もつなら、まあいいかなあという気はします。
象印のステンレスタンブラーの丸い飲み口が気に入ってしまったのです。