ダイエットの挫折防止にGoogleフィットを使い始めました。歩数や消費カロリー、歩行ルートを自動的に記録してくれるのと、ランタスティックなどの他のアプリのデータを同期できるので便利です。データの記録はモチベーションの維持に役立ちます。
はじめに(改訂版について)
この記事を最初に書いたのが2018年7月ですが、その後Googleフィットの仕様が大幅に変わったため2018年11月に全面的に記事を書きなおしています。
細かな仕様変更についてはその都度書き加えていきます(記事タイトル下の更新日を参照してください)
Googleフィットで何ができるの?
- アクティビティ(運動)の結果を自動的に記録
- 目標設定と達成度がリアルタイムでわかる
- 通常の運動と強めの運動を分けて把握できる
- 脈拍や血圧も記録できるようになった
- 他の端末との連携
- 他の運動・健康系アプリとの連携
赤字はリニューアルで追加された機能です。
アクティビティ(運動)の結果を自動的に記録
アクティビティ(運動)の結果を記録することができます。
Googleフィットをインストールした端末を持ち歩くことで、ウォーキングやランニングなど位置情報(GPS)を利用した運動に関しては、運動時間、移動距離、歩数、消費カロリーが自動的に記録されます。
目標設定と達成度がリアルタイムでわかる
アクティビティ(運動)ごとの目標を歩数や時間、距離、消費カロリーで設定できます。
アクティビティの記録はリアルタイムで更新され、目標までどれくらい足りないのかなどが一目で進捗度が確認できます。
アクティビティの目標に対してパフォーマンスベースの推奨値を知ることができます。
通常の運動と強めの運動を分けて把握できる
通常の運動とは別に中程度の運動や激しい運動など運動強度ごとに記録できるようになりました。
詳しくは後述します。
脈拍や血圧が記録できる
脈拍や血圧の計測には別途専用の器具が必要ですが、ホーム画面から記録が行えます。
血圧に関しては手動での記録が可能で、体重と同じように自動的にグラフで表示されます。
他の端末との連携
Google FitはAndroid Wearと連携させることができます。
他の運動・健康系アプリとの連携
GoogleFitは他の運動・健康系アプリとの連携させることができます。
ランアプリのランタスティックと連携するとさらに詳細なデータをGoogleフィットに同期させることができます。
Googleフィットの変更点のポイント
Googleフィットの変更点のポイントは通常の運動と強めの運動を分けて把握できるようになった点です。
以前ウォーキングの記事の中で健康のためには単に歩くだけでは不十分で、ジョギングなどの中強度の運動を取りれないと効果が少ないという内容を紹介しました。
僕が使っていてよく例に出すタニタのカロリズムやGARMINのForeAthlete 935も歩き(普通の運動)と走り(強めの運動)は分けて把握することができます。
ランニングウォッチを使うと脈拍などさらに精度の高いデータを取得できます。
GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ ForeAthlete 935 Black ブラック GPS ランニングフォーム解析
Googleフィットは仕様変更に伴いスマホで運動強度別にアクティビティを把握できるようになりました。
スマホのセンサーなので、どの程度正確に把握できているのかは疑問ですが目安にはなると思います。
Googleフィットの変更点の考え方
ホーム画面右上の丸いマークをタップすると、Googleフィットがどのような考えに基づき仕様変更されたのかを読むことができます。
これは普通の万歩計と同じ機能です。
スマホを持って歩くと歩行時間や歩数、距離、消費カロリーなどが記録されていきます。
こちらが今回から計測可能になった強めの運動。
1分間1ポイントで記録されていきます。
歩数 | 中強度活動 | |
うつ病 | 4,000歩 | 5分 |
心疾患 脳卒中 認知症 |
5,000歩 | 7.5分 |
骨粗しょう症 骨折 一部のがん(※2) |
7,000歩 | 15分 |
脂質異常症 糖尿病 高血圧症 |
8,000歩 | 20分 |
メタボ(肥満) | 10,000歩 | 30分 |
各病気の予防に必要な中強度の運動の目安ですが、これをみると健康のためには単に歩くだけでなく一定時間の中強度の運動が必要であることが分かります。
さらに激しい運動は1分間に2ポイント記録されます。
Googleフィット的には1日ではなく1週間で中程度の運動150分、または75分の激しい運動を推奨しています。
中程度の運動(ジョギングなど)を1週間で150分なら、30分のジョギングを3日やればいいだけなのでだいぶハードルは下がりますね。
Googleフィットの使い方と画面説明
Googleフィットをインストールする
※Googleフィットのインストール手順に関しては変わっていないと思うので旧記事をそのまま引き継いでいます。
GoogleまたはGoogleプレイで「GoogleFit」と検索しスマートフォンにインストールします。
Googleフィットの規約とプライバシーポリシーへの同意を求められるので「同意」をタップ。
アクティビティ管理の同意画面です。
Googleフィットはスマートフォンの歩数計測結果やスマートフォンに接続しているウェアラブル端末のデータを使用するということに関する同意確認です。
「利用する」をタップ。
GoogleフィットはスマートフォンのGPS機能(位置情報)を利用してルートや移動距離、速度を計測しているのでGoogleに位置情報の履歴が残りますが、設定で変更したり削除したりもできます。
「オンにする」をタップ。
余談ですがGoogleにロケーション履歴を残すと、Googleマップのタイムライン機能で自分が訪れた場所の履歴を見ることができて楽しいですよ。
また機会があったら紹介します。
「許可」をタップ。
スマートフォンのGPS機能を切っている場合はGoogleフィットを立ち上げた時にこの画面がでるので、ウォーキングやランニングに出かける場合は「OK」をタップします。
家や建物内にいるときにGPS機能をオンにするとバッテリーの減りが早いので、移動しない場合はキャンセルをタップするとバッテリーを節約できます。
スマートフォンのGPS設定やバッテリーモードに関しては以下の記事を参照してみてください。
新しくなったGoogleフィットのホーム画面
新しくなったGoogleフィットのホーム画面です。
通常の運動(歩行)のゲージと強めの運動のゲージが分けて表示されるようになりました。。
ホーム画面をしたにスクロールすると脈拍、体重、血圧のグラフが表示されます(登録している場合)
ホーム画面の真ん中の丸をタップするとマイアクティビティ(活動の記録)を表示することができます。
横軸が時刻で縦軸が活動(運動)時間の長さです。タップすると通常の運動と強めの運動に分けて表示可能です。
週単位や月単位で表示すると何曜日に運動していないかなど生活の問題点が見えてきます。
GoogleフィットだけでなくRuntasticなど同期しているアプリのデータもここに一元化されて表示されます。
設定画面でGoogleフィットに性別・身長・体重・目標を登録する
Googleフィットホームの画面下にあるプロフィールをタップします。
プロフィール画面では基本情報(性別・年齢・身長・体重)と運動目標を設定することができます。
体重や身長のデータはアクティビティの消費カロリーの計算に必要になります。
体重によって消費カロリーは変わってくるので減量・増量中の人はこまめに記録しましょう。
運動目標は先ほど紹介した通常の運動と中程度の運動(激しい運動)の2つを設定します。
中程度の運動(軽いジョギングなど)の場合は1分間1ポイント、激しい運動(エアロビクスなど)の場合は1分間2ポイントで計算します。
設定画面で単位や同期アプリの設定を行う
プロフィール画面右上の歯車をタップすると設定画面になります。
設定画面では単位の変更やGoogleフィットと同期するアプリの設定ができます。
同期方法はこちら。
僕はランアプリのRuntasticと筋トレアプリを同期しています。
どちらもアクティビティ(運動)後は自動でGoogleフィットにデータが転送されます。
自宅でトレーニングというアプリはあらかじめ決められた筋トレメニューを音声ガイダンスに従って行うアプリです。
全身のほかに、腕、腹筋、下半身など鍛えたい部分別のメニューもあります。
GoogleフィットとGARMIN Connectの連携について
話が少しそれますがGoogleフィットとGARMIN Connectの連携についてたまに聞かれるので書いておきます。
常時つけているランニングウォッチのGARMINには歩数、走行距離、走行経路、高低差、ランニングフォーム分析、睡眠時間、階段の上下動など様々なデータがGARMIN Connectという専用アプリに自動的に同期されていきます。
GARMIN ConnectのデータがGoogleフィットに転送できればなあと思ったのですが、先に結論から書くとGoogleフィットとGARMIN Connectは直接連携することはできません。
しかしある時GARMINのデータがGoogleフィットに転送されていることに気づきました。
なんだろうと思ったらランアプリのRuntastic経由でGoogleフィットにデータが転送されていたのです。
GARMINとRuntasticは連携できますし、RuntasticとGoogleフィットも連携できるので結果的にGARMINのデータはGoogleフィットに転送されています。
ただしすべてのデータが転送されるわけでなく、Runtasticが計測できるデータのみが転送されます。
そのため脈拍データやランニングフォーム解析データなどは転送されません。
あとなぜか走行ルートのデータもザックリしか転送されないので正確なデータをみるにはGARMIN Connectを確認する必要があります。
ホーム画面でできること
- 血圧の追加
- 体重の追加
- アクティビティの追加
- エクササイズを管理
血圧・体重の追加
ホーム画面右下のGoogleカラーのプラスのマークをタップすると血圧や体重を記録することができます。
記録した血圧や体重のデータはグラフになってホーム画面下に表示されます。
青色の太い線は期間中の体重の増減を表しています
アクティビティの追加
ウォーキングなどはスマホを持っていれば自動で記録されますが、水泳など自動では記録されないアクティビティを手動で記録することができます。
赤枠で囲われた部分をタップするとアクティビティを選択できます。
Googleフィットに登録されているアクティビティの一覧
Googleフィットで選択できるアクティビティは約100種もあります。
エクササイズを管理
エクササイズの管理をタップするとストップウォッチで測るようにアクティビティの計測ができます。
例えばウォーキングを始めると、GPSで位置情報を取得して3カウントがはじまり、時間・移動距離・時速・消費カロリー・歩数・運動強度の計測が始まります。
日誌でアクティビティの履歴を確認する
ホーム画面下の真ん中にある日誌からアクティビティ(運動)の記録一覧を見ることができます。
Runtasticと書いてあるのはランアプリのRuntasticから自動で転送されたデータです。
なにも書いていないのはGoogleフィットが直接記録したデータです。
Googleフィットと他のアプリを連携しよう
Googleフィットはその他のスマートフォンアプリと簡単に連携してデータを共有することができます。
僕もランアプリのRuntastic(ランタスティック)と同期していますが、ランタスティックのアクティビティデータが自動的にGoogleFitにも同期されるので非常に便利です。
GoogleFitとランタスティックの同期方法については別記事にまとめました。
パソコン版Googleフィットのデータの確認・編集について
改訂前の記事ではGoogleフィットにはパソコン版があって、体重とかまとめて記録するのに便利だよというようなことを書いていたんですが、仕様変更後のGoogleフィットでは基本的に閲覧用だと思った方がいいです。
体重の記録はできますが過去のデータもグラフも見えないのでまとめて入力するには、どこまで入力したのか確認しながら入力する必要があり面倒です。
またパソコン版からは血圧や脈拍の記録ができません。
2019年5月現在、パソコン版のGoogleフィットからデータへの確認・編集をすることができず完全にスマホアプリでのみデータの確認・編集ができるようです。